町立下川病院インタビューVOL3
川島 有紀さん
下川町出身。へき地医療について学ぶために栃木自治医科大学の看護学校卒業後、同付属病院、旭川のほか、伊豆諸島の島唯一の診療所での看護経験を経て、Uターンしてきた。
小さいからこそ、日常とつながる医療
昔から「町に一つの小さな診療所」に興味を持っていたのは、生まれ育った下川町の影響でしょうね。普通は退院後の患者さんの様子はなかなか知ることができませんが、ここでは、顔と名前が一致したり、ご近所さん同士だったりして、地域の人の生活と病院がとても近いと感じます。加えて訪問看護もあるので、ずっとつながりを持てます。このケアは下川町らしいなと思います。
仕事を続けられること、を優先してくれる
師長との最初の面接でうれしかったのは、家族の状況に応じた働き方を一緒に考えてくれたことです。子どもも小さかったですし、看護師の仕事に少しブランクもあって不安でしたが、他のスタッフからも「焦らなくていいよ」「心配しなくていいよ」と温かい言葉をかけてもらえて、とても安心して仕事が始められました。最近は、ずっと学んできたアロマテラピーをケアに取り入れられないかと、先輩にアドバイスをもらおうと思っています。楽しみですね。